空談録

世界で5人くらいに役立ちたい

OneNote plug-in for WordPress を試してみたけど

クッ…OneNoteまでもが…こうやってクソアプリケーション扱いになっていくだなんて…そろそろ見ていられないっ…
いやまあ正直内部的にひどいという話なのでどうしようもないですが

OneNote plug-in for WordPress、名前としてはOneNote Publisherですが、blogs.office.comの記事を読む限りではめっちゃ期待できる最強のプラグイン来たと思っていました
そんな期待は普通に裏切られました。OneNoteを侮った私が悪い

blogs.office.comの記事はこちら
OneNote welcomes three new partners—cloudHQ, Equil and WordPress - Office Blogs
cloudHQとかEquilはそもそも何なのかすらわかりません

OneNote Publisherの導入

これは簡単です。闇Lv-10くらいです

WordPressプラグイン→新規追加のところの検索で"onenote publisher"で検索すれば出ます。それを普通に入れます。簡単

インストールし終わったら有効化してSettingsに行きます。設定をしないと動かないので必須
使うためにはLiveのアプリケーションのClient IDとClient Secretが必要です
設定方法は設定の下のほうにあるリンクを見てその通りにすれば動くはずです
間違ってもすでに取得しているCliendIDとか使わないでください。リダイレクト先が特殊です

こんな感じに設定します

f:id:fantasticswallow:20150528205709p:plain

ところでMSAって何の略なんでしょう…

設定したら新規投稿からOneNote Publisherを実際に使ってみましょう
使うためにはテキスト編集じゃなくてビジュアル編集からメニューを見る必要があります
下の画像らへんにあります

f:id:fantasticswallow:20150528205900p:plain

これを押すと、認証されていない場合は認証が開始されます
このとき、さっきの設定がどこかで間違っている場合次のような表示になります

f:id:fantasticswallow:20150528205946p:plain

この場合はClient IDの設定からやり直してください

認証に成功した場合下の画像みたいなピッカーが表示されます

f:id:fantasticswallow:20150528210104p:plain

このピッカーから使いたいページを選択してOKで大丈夫なはずです。
ただし、このときブラウザによっては正しくインポートできません。原因不明
少なくともFirefoxでは動作しません
Chromeでの動作は確認したので動かない場合はChromeでどうぞ
Chromeを使うととりあえずインポートできます。

実際どうなの?

ここから先は闇レベルが上がります。危険なので実際に使っていない場合は気をつけて読んでください
少なからず印象が悪くなる恐れがあります




…まあ単純にいうとpages/{ID}/contentのべた張りなんですよ
これがWordPressの仕様か何かと組み合わさって大変よろしくない感じになってます

実際に突っ込んでみた結果がとりあえずこれ
最近の記事として表示されるのが嫌だったのでパスワード保護してますが気にしないでください
パスワードは "test" です
http://artfulplace.net/blogs/onenote-publisher-import-test/

同じページの pages/{ID}/contentをHTMLとして保存したのが次のリンク
http://artfulplace.net/labs/one-pubtest.html

テーマがなんかしてるからダメなんですかねぇ…それにしてもひどすぎる
うちのWordPressは全然問題ないぜって方はご連絡ください。称賛する記事を書きます

文字の表示は正しく出るのですが改行周りが全滅してます
さらにdivのレイアウトがほぼ完全無視です。なかなか厳しい

あーでも画像についてはちゃんと扱ってくれます
WordPressの画像のところに保存してそれをsrcとして入れるので画像表示は問題ないです
レイアウト? 聞こえませんね

数式とInkは当然ですがAPI側が対応してないので無視されました

というか何が最も面倒かってFont-Familyが元のテーマにあっても適用できない点です
各タグにFont-Familyがいます。1匹見たら100はいると思えのあれです
これ全部消すのすごいつらい

まあ他にも思うことはいろいろとあるのですが、正直に言ってよほどWordPressOneNoteの仕様を熟知してないと使えないと思います
まあさっきの記事みたいになっていいなら話は別ですが
(まあ文字だけならそんなにおかしくはならないでしょう)

ちなみに個人的には仕組みさえあればpages/{ID}/contentをそのままHTMLとして公開するのが最も楽で満足度が高いと思われます
下手にCMSに突っ込んでもなかなかつらい


というわけで結論です。「OneNoteでブログが書ける…書けるとは言ったがそのまま表示できるわけではない…」です
まあ下手にこだわらない場合は便利だと思います。ちょっとでも凝ったことをしたいとか思ったらやめましょう
(こだわらない場合なんでWordPressで書くんじゃなくてOneNoteで書くんだ感は否めない)

プラグイン自体はとてもいいものだと思うんですよ。OneNoteCMSとして使えたら便利でしょうし
ただ完全にOneNoteの仕様が足引っ張ってます。もうちょっときれいなHTML出してくれればいいんですけどねー。単純変換だし無理かなぁ

某べやでこの辺のでLTしてほしいといわれましたが見た通りの内容になってしまうので遠慮させていただきたく…
Tumblr APIのときも変な話になってしまったし

酢酸先生にもOneNote APIの話を書けといわれたのでそろそろまだ書いてない気がするPATCH Pagesの話も書きたい

この辺で